令和7年度土浦商工会議所青年部スローガン


「和を以って尊しとなす」 これは聖徳太子が定めた十七条憲法の一条にある言葉であり、人と人とは睦まじく貴いものであるべきということを意味しています。人々が協調することは重要であるということ、和を大切にしなさいということが意味されています。そしてこれは互いを尊重し合い、認め合って協力すること、争わずに協調をすることが大切であるということであります。
しかしながら、十七条憲法の最後、十七条には大事な事は一人で決めずに必ず皆と相談しなさい、という内容が書かれています。争いを避けて和を大切にするだけでなく、互いに妥協をせずに納得するまで話し合うことも大切であり、自分の気持ちや感情を抑えるのみでひたすら我慢をし、相手の気持ちや意見を考慮しないことは和ではないとされています。和というのは妥協や強調ではなく、互いに分かり合って調和や協調をするということです。
そしてその言葉の大本は孔子の論語より繋がっています。古きをたずね求め、新たな次代に繋ぐ言葉であります。
申し遅れましたが、私は令和7年度土浦商工会議所青年部第27代目の会長の任を拝命する事になりました飯田宗一郎です。10年以上のYEG活動を活かし、これまでの土浦YEGの歴史を繋いで、これからの時代を創ることを胸に刻み一意専心していく所存です。
さて令和7年度では、前年度の成功を受け継ぎ事業の大部分を踏襲いたします。しかしながら、その事業の内容や意味を再考し、より良い事業となるよう刷新します。
まずは前年度で誕生した土浦の新名物「蓮豚焼き」ですが、次の展開として土浦市内に周知してまいります。そして茨城県、さらには全国へとその味を拡大してまいります。また「土浦名産のレンコンを美味しく食べられる料理は蓮豚焼き」と認識されるよう広報活動をしてまいります。
さらに、今年度は日本YEGグローバルネットワーク委員長として柴沼秀篤君が出向されます。単会として国際ビジネス委員会の存在を主張する絶好の機会と捉えます。国際事業の本質とは何か、その必要性はどこにあるのかを考える動機になる事業を行い、国際事業を通じて新たな価値観を創出してまいります。
そして今年度は会員間の横の繋がりに重きを置いてまいります。組織力を強くする為に新入会員や入会年度の浅い会員を対象としたオリエンテーションを定期的に開催してまいります。また、例会などの事業への参加率を向上させる為に、各委員会の開催を毎月必ず実施してまいります。気軽に参加できるような設えをすることで全ての会員にYEG活動の理解を深めていただき、さらには例会参加率を前年度よりも増やします。
また、今年度は茨城県青連会員大会がこの土浦の地において開催されます。この事業を最重要事業と位置づけ、茨城県青連のYEGネットワーク委員会と協力し、全会員が一丸となって大会を成功に導いてまいります。
終わりに、今年度は誰にでも分かりやすく参加しやすい組織を目指します。そして多くの議論を交わし、興味を持っていただき、楽しく有意義な活動ができる土浦YEGを目指します。また、私たちの活力が土浦の活力に繋がるよう、心が通い合う団体にしてまいります。強い連帯感を持ち、土浦YEGの真の“YEGらしさ”を追求し、これからの“YEGらしさ”を創る為に本年度尽力をしてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。